画期的なことではあるが、限界も顕になったのではないか?
⇒【オバマ米大統領広島訪問】オバマ米大統領、核なき世界へ「歴史直視する責任」表明 17分間演説 慰霊碑に献花(1/2ページ) - 産経ニュース
【オバマ米大統領広島訪問】オバマ米大統領、核なき世界へ「歴史直視する責任」表明 17分間演説 慰霊碑に献花(1/2ページ) - 産経ニュース
(1/2ページ)【オバマ大統領広島訪問】
オバマ米大統領は27日夕、広島市の平和記念公園を訪れ、原爆死没者慰霊碑に献花した。広島、長崎に原爆を投下した米国の現職大統領として初めてとなる歴史的な被爆地訪問を実現したオバマ氏は、慰霊碑前での演説で「悲惨な戦争で罪のない人々が殺された。私たちは歴史を直視する責任を共有している」と述べ、大戦の全犠牲者を追悼する考えを強調した。訪問には安倍晋三首相が同行した。
オバマ氏の演説は約17分間に及んだ。2009年の大統領就任以来、訴えてきた「核兵器なき世界」に関し、「いかに困難なものであろうとも絶え間なく努力を積み重ねていくことが私たちの責任だ」と述べた。
また、「命を落とした10万人を超える日本の国民、何千人もの韓国、朝鮮の人々、十数人の米国人捕虜を悼む」と語り、原爆による犠牲者全員を追悼する意図を明確にした。
しかし、トルーマン元大統領が決定した原爆投下の判断の是非には踏み込まず、「大戦は広島、長崎で大変、残酷な終焉(しゅうえん)を迎えた」と述べるにとどめた。その上で、日米関係に関し、敵国同士から「同盟を構築しただけでなく友情を育んできた」と未来志向の関係を築いたと強調した。
さらに、「破壊を生み出す核兵器の保有を減らし、この死の道具が過激な人たちに渡らないようにしなければならない」と述べ、核兵器の拡散防止の取り組みが必要との認識を示した。
続いて演説した安倍首相は「米大統領が被爆の実相に触れ、核なき世界を信じてやまない世界中の人々に大きな希望を与えてくれた」とオバマ氏の訪問を高く評価した。
平和記念公園での行事には、被爆者や広島市の松井一実、長崎市の田上富久両市長が参加。両首脳は演説後、参列した被爆者に歩み寄って言葉を交わし、オバマ氏は被爆者の一人を抱きしめた。その後、両首脳は原爆ドーム近くまで徒歩で移動し、視察した。
オバマ氏は献花に先立ち原爆資料館を視察。記名簿に「私たちは戦争の激しい苦しみを体験してきた。ともに平和を広め、『核兵器なき世界』を追求する勇気を持ちたい」と記した。
|
これくらいが現役大統領としては限界でしょう。
決して「謝罪」という単語は発しないでしょう。発すれば歴史修正主義者として抹殺されますよ。ヘタすれば暗殺される可能性だってあります。
いつもお邪魔する「ねずさんのひとりごと」にこのような記事がありました。
⇒小名木善行 ねずさんの ひとりごと いろいろな歴史認識
小名木善行 ねずさんの ひとりごと いろいろな歴史認識
-- 前略 --
1 西洋の歴史は「共通の敵に対する英雄譚」であり、
2 支那の歴史は「誰が上にいるかを証明するためのもの」であり、
3 印度の歴史は「前世との関連」であり、
4 イスラムの歴史は「アラーの思し召し」です。
では、日本における歴史は、どのようなものでしょうか。
日本には、万古不易の共通の敵などはいませんし、
神々の時代から正統な天皇が存在していますし、
前世からの因縁よりも現在の暮らしと未来の子供たちが大事ですし、
アラーの神もいません。
そうなると歴史は、現状を打破するために学ぶものという概念が生まれてきます。
つまり歴史は「学ぶもの」でですから、いちばんたいせつなことは「歴史の真実」という概念が育ちます。
なぜなら、歴史は因果関係に基づいて、普遍的価値を探求するためのものだからです。
-- 後略 --
|
という風に国によって、文化によって、歴史といった場合の意味が違っていると。で、アメリカは太平洋戦争(=日本としては大東亜戦争)に勝利したのですから、上記1に照らすと敵は日本となりますので、いつまでも日本には敵国=凶悪な存在であり続けなくてはならないのです。
その凶悪な敵を倒すためには南京事件とかの捏造もしますし、法の常識を否定するような事後法による&国際法無視の東京裁判も主催するし、これまた事前のポツダム宣言にも国際法にも違反した占領統治。
そんな歴史を否定するような「謝罪」などあるはずがない。この場合の謝罪とはアメリカ国民の多数が「原爆投下は間違いだった」とアンケートで応えることではない。アメリカ政府が公式に謝罪することである。
そういう背景を考えれば、オバマ大統領が任期最終年の訪問で上記の演説しかできなかったのは、これはもう本当に限界だったのだろうと考えます。そういう意味では非常に有り難いことでした。
謝罪という表面的なことはなかったけれども判っている、謝罪を要求もしていない。
今回の広島訪問によって、日米関係はまたひとつ強固になった、さらに心が通い合ったと思いたいですね。
この写真、歴史に残るものと思います。

↓感動した と思う人は、ポチっとお願いします m(_ _)m

最近のコメント