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2010/10/31

食料自給率のまやかし?

今年は猛暑で葉物の野菜が不作とか、お米の出来が悪いなどのニュースが流れていますけど、そういえば食料自給率が4割とかいう話も言われていましたよね?

ざくっと4割とか言われても、どういう基準の4割なのかわかりませんでしたので、とりあえずこの本を読んでみました。

内容は、ここまで農水省が仕切っていていいのか?というような内容です。

世界的に見れば、食料輸入額は米国、ドイツ、英国、日本、フランスの順で世界4位ということ。国民一人あたりの数字でも、日本は4位。輸入量で見ても、国民一人当たりはドイツ、英国、フランス、日本、米国という順序。対GDPで見ても、日本はドイツ、英国、フランス、日本、米国の順。

日本の農作物の生産額は約8兆円で、中国、米国、インド、ブラジルに続く第5位。

このように数字を出してくれれば、ものすごい違和感を感じますね。

この本を読むまでは日本の農業など風前の灯で、政府の補助などがなければとっくの昔に潰れてしまって、まさに食料はすべて外国に頼る、というような印象しかありませんでしたが、なかなかそのような状況ではないようです。

で、農水省がよく出してくる自給率は

「国内で供給される食料のうち、国産でどの程度まかなえているか」を示す指標だということです。その基準はいろいろ考えられますが、「食料、農業、農村基本法」という法律で、カロリーベースと生産額ベースの二つに決まっていると。

カロリーで言えば、


一人一日あたり国産供給カロリー

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一人一日あたり供給カロリー

ということですけど、問題があり、

■分母は実際に摂取したカロリーではない
■分子は非販売農家の生産物は含まれない

ということで、当然廃棄されるものが分母に含まれ、家庭農園などの生産物は分子に含まれないなど、実態に対して誤差を多く含むようです。で、実態に即した計算では、既に非常識党が10年後に目指すとしている50%も越えているということでした。

あと、農水省の政策がどのような欺瞞に満ちたものかということもたくさん書かれていますので、ひとつの側面ということで読んでみて損はないと思います。

個人的には1993年の米不足の記述が興味深かったですね。

長粒米のタイ米を輸入したのは農水省の策略で、短粒米を輸入することもできたはずなのに馴染みの薄い長粒米を輸入して、「外国産の米は品質が悪い」と国民に思わせ、それで自給率を上げていつでも品質のいい米を食べられるようにしましょうというキャンペーンになったというのです。

当時、上司とこの話になって会話しましたが

「お米を輸出してくれた国に失礼である」
「そもそも種類が違うんだから適した調理法があるはず」
「そんなことを無視して、ただまずいというだけではだめだ」

という意見でした。私も含めてね。

( ´ー`)y―┛~~

ネタバレはこのへんにして、ぜひ読んでみてください♪
 


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